沿線おでかけ情報
|特集|2023/08/04
幕末の京都で、都の治安を守るために活躍した新選組。
この夏、特別公開される新選組ゆかりの史跡をめぐり、隊士の熱き志を感じてみましょう。
土方歳三の胸像お披露目
刀剣なども本堂で公開
①壬生寺〈本堂・壬生塚〉特別公開
新選組が境内を兵法訓練場としていた律宗寺院。地蔵菩薩立像(重要文化財)を安置する本堂では、復元された隊服のだんだら羽織や、土方歳三が所持した刀と同じ11代和泉守兼定の作刀による刀剣などが公開されます。また、境内の壬生塚には隊士の墓や近藤勇の胸像が立っていますが、今年7月の「新選組隊士等慰霊供養祭」では新選組結成160年を記念して、土方歳三の胸像が新たに加わりました。
壬生寺(みぶでら)〈本堂・壬生塚〉
初公開!屯所だった旧家の逸話が残る堅牢な土蔵
②旧前川邸〈東の蔵〉特別公開
1863(文久3)年から約2年間、新選組屯所となった元掛屋(大名貸をする両替商)の邸宅。公開される「東の蔵」は、掛屋らしい四重扉の厳重な造りで地下には金庫があり、荷物昇降用の荒縄がつるされています。ここで土方歳三が古高俊太郎をつるして拷問したのを機に、池田屋事件が起こりました。長屋門の刀傷が残る出格子なども特別展示されます。
旧前川邸(きゅうまえかわてい)〈東の蔵〉
風味豊かな伝統の味
壬生参りの人気お土産
③幸福堂
壬生寺参拝のお土産として親しまれている大人気の「誠まんじゅう/180円」。粒あんを天然よもぎ香る杵つき餅でくるんだ「幸福餅」などの生菓子は、店頭だけで買える逸品です。
幸福堂(こうふくどう)
初公開!清河八郎が尊王攘夷(そんのうじょうい)を説いた禅寺
④新徳寺特別公開
本堂の内陣に本尊・准胝(じゅんてい)観音菩薩像、地蔵菩薩の化身が壊れた屋根を直してくれたという伝説を持つ屋根葺(ふき)地蔵や不動明王像などを安置。この本堂で、清河八郎が上洛した浪士を集めて尊王攘夷論を演説。これに反発した近藤勇らが、幕府を守るために清河と決別し、立ち上げたのが新選組の前身である壬生浪士組です。
新徳寺(しんとくじ)
羽織がモチーフのカフェ新選組グッズも販売
⑤だんだら珈琲店
濃く香り高い「ブレンドコーヒー/480円」をはじめ、ホットサンドなどの軽食やデザートがひと息つくのにぴったり。バニラとパイナップル塩味のソフトに誠クッキーが付いた「だんだらクッキーソフト/570円」がキュート。
だんだら珈琲店(こーひーてん)
今も太夫を抱えて営業
現存唯一の置屋兼お茶屋
⑥輪違屋特別公開
元禄年間(1688~1704)年に創業。現在も唯一、太夫を抱える置屋兼お茶屋として営業しています。建物は1857(安政4)年の再建で、重厚な大広間に道中傘を貼った襖がインパクトをもたらす「傘の間」や、本物の紅葉を塗り込んで型取り彩色した「紅葉の間」など、斬新な意匠のお座敷は必見です。近藤勇の書を屏風に仕立てた「近藤勇墨跡屏風」も公開。
輪違屋(わちがいや)
芹沢鴨が最後の酒宴を催した
大座敷「松の間」
⑦角屋〈一階部分〉特別公開
新選組が通ったと言われる旧花街・島原に現存する唯一の揚屋(太夫や芸妓を呼んで歌舞音曲を楽しむ饗宴の場)建築で、国の重要文化財。その1階部分の台所と、芹沢鴨が暗殺される前夜に酒宴を催した「松の間」、幾何学的な意匠が美しい「網代の間」などが公開されます。豪華絢爛(けんらん)な装飾や数々の展示資料を見ると、名士が集った文化サロンの雰囲気を体感できます。
角屋(すみや)〈一階部分〉
文化財特別公開
第48回「京の夏の旅」 新選組結成160年&世界遺産
9/30(土)まで ※場所により期間・料金が異なる
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散策帰りにマストな場所寄り道しましょ♪
京都タワーサンド
京都タワービルの地下1階から2階にある「京都タワーサンド」。京の美味が集まる「FOOD HALL」、人気和洋菓子や漬物などのお土産やカフェが集まる「MARKET」、和菓子作りなどの体験ができる「WORKSHOP」があります。
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